コロナ対策議論 最大の「盲点」
おはようございます。
リアルインサイト 鳥内浩一です。
先日公開開始した第3回動画は、もうご覧いただけましたか?
この動画をご覧頂ければ、今マスコミやSNS上で繰り広げられているコロナ対策
議論に最も欠けているのが何か、ご理解頂けると思います。
ぜひお時間を取ってご覧下さい。 その、いわば今のコロナ対策議論における
最大の「盲点」について、今日は少し補足をさせて頂きます。
連日新規感染者数の増加しか報道しないマスコミは、第3回映像の中で佐藤先生
がお話しされている「発想の転換」が全く出来ていません。
つまり、
コロナの終息は、出口が「見えない」
どころか「存在しない」恐れすらあり、
「感染者が再び増加しないよう万全を期す」ことなどできない。
感染者は増えて当たり前であり、それでもリスクは制御可能で医療崩壊は
起きない、という発想に切り替えることが必要である、
という大前提からかけ離れた報道を
繰り返しているのみである、ということです。
つまり、コロナの封じ込めが可能であり、あたかもそれをゴールとしなければ
ならないかのような報道です。
「感染者は増えて当たり前」というのは、新型であるがゆえに誰も免疫を持たず
ワクチンも存在しない状況においては、人口の60~80%が感染し集団免疫を持つ
ことではじめて事態が収束する、ということからも理解しやすいと思います。
ワクチンの是非、ウイルスの変異性、集団免疫自体が成り立つか否かという
議論もありますが、少なくとも現状分かっている限りにおいては、
インフルエンザや風邪と同じく、
コロナウイルスとは常に付き合い続けていくもの
という前提に立った上で、「人口の60~80%の感染」に至るまで、
・高齢者や慢性疾患のある「高リスク者」の方をどれだけ感染から守るか、
(それ以外の致命率や重症化率は極めて低い)
・感染速度をどの程度に抑えるか、
・感染者を守るための医療資源をどう確保するか、
を焦点にする必要があり、そのためのデータは公開情報にもなっています。
・抗体保有者数
(https://www.mhlw.go.jp/content/000640287.pdf)
・感染者の年齢層・基礎疾患の有無
(https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000623118.pdf)
・現在患者数/重症者数/対策病床数
(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000650176.pdf)
・感染者1人からの二次感染者数(基本再生産数)
(https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/)
など。
このポイントについてこれ以上深堀りすると、より重要なお話が出来なくなる
のでまた別の機会に譲りますが、これらを総合的に評価して報道するマスコミが
ない、ということが大きな問題です。
また、今マスコミやSNS上で繰り広げられているコロナ対策議論におけるより
大きな問題は、上記前提を外して「コロナの封じ込め」をゴールにした報道が
繰り返される結果起こった、
「コロナによって日本が分断されている」
事実です。
これはまさしく、佐藤先生が「分離は分断に繋がる」と懸念されていた点で、
動画の中で出てきた経済産業研究所ほど極端な(そして危険な)発想ではない
ものの、「Go To トラベル」キャンペーンを巡っても、すでに分断が生まれて
います。
「東京」か「それ以外」か、という分断。
「観光業の救済」か「切り捨て」か、という分断。
いやそれ以前から、東京での新規感染者数増の報道が連日なされる中で、
「東京は諸悪の根源」と発言した兵庫県知事は極端な例としても、東京を
「汚染地域」のように見立て、東京から来る人、東京へ行く人をどこか差別して
見る意識は、おそらくお感じのことと思います。
こうした「分断」が招く結果がどれほど恐ろしいものかは、第三回の佐藤先生の
動画以上に、第二回の中野先生の動画の中で史実とともに明かされ、7/15の解説
記事にも書きましたが、このような「国民の分断」こそが、新型コロナが生み出
す最大のリスクであり、この企画ですでにお伝えしているように、コロナ以前に
も、日本を破壊した新自由主義経済が生み出したものも「国民の分断」であり、
戦後GHQが日本を弱体化させ都合よく「統治」するために行ったことも、
「親米保守」と「護憲左翼」という二項対立構造を生み出すことによる「国民の
分断」です。
では、この最大の危機を回避するために必要な発想とは何か。
それこそが、第三回動画の中で語られている内容です。
今こそ、
「国民一丸となって乗り越えなければいけない」
という天皇皇后両陛下のお言葉の真の意義を問い、日本のために最も大切なこと
が何かを、問わねばなりません。
ぜひ今回の動画もしっかりご覧いただき、どうあるべきか、考えてみて下さい。
それでは、またご連絡します。
本企画がお役に立てることを切に願っています。
リアルインサイト 鳥内
集団免疫の考え方が新型コロナに対して本当に有効なのでしょうか、この点について大いに疑問があります。いちど免疫を持ってても一定の期間で失われると言う説もだいぶ出回っています。この点についてどうお考えでしょうか
鳥内さんの見解『感染者は増えて当たり前」というのは、新型であるがゆえに誰も免疫を持たず
ワクチンも存在しない状況においては、人口の60~80%が感染し集団免疫を持つ
ことではじめて事態が収束する、ということからも理解しやすいと思います。』
ーーーおよそこの通りと考えますが、では児玉龍彦(東京大学先端研)氏などが提唱する精密医療(全数検査と情報機器を利用した隔離)が意味を持たないのか?というと、そうではなく、放置した場合の自然集団免疫と精密医療を加味した時の集団免疫に違いが出てくる可能生があります。後者の方が、今後のパンデミックに備える防疫手段の選択肢が増えるかも知れません。
我家は後期高齢者です。
この話のよると私達はまともに医療を受けられなくて助けてもらえないし、いなくてもいいのですね。
以前から思う所が有りましたが、本当に日本は世界的に一番乗りで姥捨山を作り、コロナウイルスに罹ったら前向きに治療が受けられないのと言う事なのですね。
正にそれを法律化して助けないと言っているようですね。高齢でリスクが高いのは理解していますが…手を尽くして助からないのなら諦められますが、これでは諦めきれませんね。捨てられるのですから。決めた人達も必ず歳をとるのですから訳わからないですね。罹ったら国を恨んで死んで行くようになりますね。
内海聡「ワクチン不要論」を読み、効果のないワクチンに期待しても無駄と思っています。むしろ、人間本来の免疫細胞に期待するだけです。コロナの死亡率が、日本ではインフルエンザ、自殺、交通事故と比べて十分低いことと、定年までの現役世代にはほとんど重症化の心配もないことを考慮すれば、恐怖プロパガンダで煽り続けるテレビを中心とするメディアと、自身が目立つことだけを考えているように思える小池都知事を黙らせる方策を考えるべきです。
ワクチンに頼るのか、多くの人が抗体を持って集団免疫を獲得するのか、という議論がなされていますが、漢方薬が有効と言う情報もあります。初期に体の異常を感じた時には、通常の風邪に効く漢方薬によって重症化するのを抑える、また肺炎に有効な漢方薬もあるそうで、中国で治療にあたった医師の見解ではコロナの特効薬だと言っているとか。また鍼治療も効果が早く出て有効との見解も出されているようですので、情報の信頼性はどの程度か分かりませんが、使えそうなものは何でも試してみて、恐怖感を少しでも軽減させることも必要なのではないかと考えております。
漢方に詳しい先生方の見解を聴きたいです。
発想の転換という意味で、そろそろ「 covid-19」を「新感染症」から外し、 町のクリニックでもインフルエンザと同じように「検査治療」ができるような医療体制の構築に向けて、「政府・行政・医師会等」が動き出すべき時と思われる。
当初は今回の新型コロナウイルス感染を「新感染症」に指定したことは止むを得なかったが・・・。
飛躍した提案と思われるかもしれませんが、国・国民が「一丸」となれば、できないことではないと確信しています。
強く、又心地よく同感します。これぞ素晴らしい発想の転換‼飛躍し、又卓越した提案です。上久保靖彦氏等ご指摘の
“既に日本で集団免疫が達成している”説《仮説ではなく、事実の分析とのこと》を全面的に得心し、それを踏まえて ならば如何に処すべき?と思案していた矢先に ジャストな解です‼️✴️
ただ、『政府・行政・医師会』を動かすべく この方向性での国民の合意を形成する事の困難が立ちはだかります。